故郷の空。

夕空晴れて 秋風吹き
月影落ちて 鈴虫鳴く
思えば遠し 故郷の空
ああ 我が父母 いかにおわす

澄みゆく水に 秋萩垂れ
玉為す露は すすきに満つ
思えば似たり 故郷の野辺
ああ 我がはらから たれと遊ぶ


なんという文学性…。
僕が知る最も美しい詞の内の一つです。
スコットランド民謡なので(当時でいうと)敵国の曲なのでしょうが、遠き故郷の空に思いを馳せる人の気持ちは、きっと誰もが似たものであったことでしょう。
愛する祖国、愛する故郷を護る為、異国の地で人を殺して殺されて、戦わなければ護れない、そのような、斯くも厳しい時代に戦った、戦ってくれた我々の祖父母。
感謝の念しかありません。

今朝、ふと故郷の空の詞を思い出してほろりとしていました。

なんにもないから、またはじめる

なんにもなくなってしまったから、だから、またはじめてみようと思った。

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