radiohead。

以前にもちらりと書きましたが、radioheadが好きです。
僕としてはどんなテンションの時にも聴ける音楽の内の一つで、the king of rimbsまでは熱心に聴いていたのですが、それ以降の動向には殆ど気を払っていませんでした。
何故ならthe king of rimbsが余り好きではなかったから。
radioheadの終わりを感じさせるアルバムだったからです。
なので、現状の最新作であるa moon shaped poolを聴いたのもつい最近のことです。

a moon shaped pool。
月の形の水たまり。
とっても素敵なタイトルですね。
アートワークも素晴らしく、radioheadはもうこれで終わりでいいのかもしれない。

せっかくなので(?)、各アルバムで一曲ずつぐらい好きな曲を書いていきましょうかね。

・pablo honey
creep
もうこれはcreepでしょう。
正直なところ、pablo honeyで一番好きな曲を挙げろと言われたらcreep一択です。
二回目のサビ後のファルセットの美しさときたら…。
radioheadとしてはめずらしく、完全にポップソングとして余りにも美しい一曲。

・the bends
the bends
radioheadらしさ、というものが現れ始めたのがthe bendsというアルバムからだと思っていますが、radioheadの全キャリアを通して一番音が優しいアルバム。
その中でもアルバムタイトルにもなっているthe bendsが一番優しくて美しいです。

・ok computer
exit music
radioheadらしさが確立されたアルバム。
paranoid androidも勿論素晴らしく美しい曲なのだけれど、個人的にはexit musicの方が好き。
まあほら…、以前にも書きましたがwe suck young bloodが好きという感性の持ち主なもので…、こういう絶望的で美しい曲が大好きなのです。

・kid a
idioteque
トムヨークが「ロックなんてやる価値のない音楽だよ」と言っていた頃。
motion  picture soundtrackとどちらを挙げようか迷ったのだけれど、上述のトムヨークの言葉をより感じるのはidioteque。
この頃のトムヨークは本当に所謂ロックというフォーマットに飽きていたのだと思う。

・amunesiac
pyramid song
kid aの姉妹盤。
ロックに飽きたトムヨークの極地。
完全にあっち側に行っちゃっていて無機質で美しくて無気力。

・hail to the thief
2+2=5
このアルバムで一番好きな曲はwe suck young bloodなのですが、以前に書いたので今回はこちらの曲を。
カウントは4拍子、AメロBメロは7拍子、サビはドラムとベースと歌は4拍子でギターは3連符という、変拍子の詰め込みパック。
それでも普通に聴けてしまうのがすごいところ。

・in rainbows
jigsaw falling into place
このアルバムはradioheadの最高到達点であり、恐らくこれより上はない、永久に。
美しくて格好よくてポップでロック。
videotapeとどちらを挙げるか迷い迷いしつつ、こちらを挙げました。
「格好いい」ということであれば僕はこの曲がradioheadの曲の中で一番格好いいと思います。

・the king of rimbs
(強いて挙げるなら)feral
何かが始まりそうで始まらない、孵化しそうで殻を破れずそのまま死んでしまった卵のような曲。
誤解のないように言っておくと、それがこの曲のいいところ。

・a moon shaped pool
購入したのが本当につい最近で、まだちゃんと聴き込んでいないので割愛。

思っていたよりも長文になってしまいましたが、一枚一曲所感は以上です。

ところで
これ、いいと思いますか?
僕は全然いいと思いません。

なんにもないから、またはじめる

なんにもなくなってしまったから、だから、またはじめてみようと思った。

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