舟を編む。
舟を編むを観ました。
三浦しをんの同名の小説のアニメ化版です。
原作も読了していますが、アニメ版も大変素晴らしい出来でした。
辞書編纂に関わる人々のお話。
原作を読んだ当初、辞書というものを、人と人とがお互いに理解し合う為の一助となるもの、という捉え方をしたことがなかったので、素晴らしい視点だなと感じた覚えがあります。
確かにそうだ、言葉は意味が分からなければ伝わらない。
自分の気持ちをより正確に表す言葉を知っていれば、相手にもっと正しく自分の気持ちを知ってもらえるかもしれない。
伝えたいことを伝える為の助けとなるもの。
とても素敵な考え方だと思います。
アニメ版はエンディングがまた秀逸で、僕は普段こういう歌は全く聴かないのですが、とても作品の雰囲気に合っているなと思いました。
編曲がよいのでしょうね。
楽器の使い方が美しいです。
僕はずっと優しくなりたいと思っていて、こういうお話を観たり読んだり聞いたりすると、もっと優しい人間になりたいな、と強く思います。
離婚してから随分と優しくなったと思うのですが、これは誰のお話だったか、昨日の自分よりも今日の自分は少しだけ優しくなっていきたい、そうすれば、いつかはきっと優しい人間になれるのではないか。
僕もそう思って生きています。
言葉を大切にする人は素敵です。
そういう人は、きっと優しい。
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