PK shampoo.log(2025/06/20追記)。
PK shampooのメジャー1stアルバムであるPK shampoo.logを聴きました。
うん、実に良質なアルバムであると感じたと同時に、これはPK shampooが本当にやりたかったことなのかな?と思ってしまった。
いや、本当にすごくいいアルバムなんだよ?
でも、昔のPK shampooではないな。
今の若手バンドって、すごく語弊があるかもしれないけど、人力ボーカロイドがめちゃくちゃ多いんだよ。
その中で、それらとは違うバンドというのもいて、その最たる例がPK shampooだったんだけど、最近は、人力ボーカロイド、という枠とは違う方面で、楽な方に流れてしまっているのかなと。
昔はアレンジこそ古臭くても、メロディが明るくて馬鹿みたいな歌詞でリズムが速い、みたいな、どこにでもいるクソのようなバンドとは一線を画す存在だなと思っていたのだけど、最近はリズムの速い曲多いよね。
別にそれはそれでいいのだけど、面白みは減った(なくなったわけではない)なと。
僕はPK shampooって精神性としてパンクだと思っていて、若手でいうと当代随一なバンドだと思っているのだけど、最近ちょっと「ポップ最先端」とは違う方向に向かってるよね、楽な方に、と感じている。
僕はPK shampooが大好きで、今回のアルバムも全然いいアルバムなんだけど、PK shampoo.wavが余りにも既存の楽曲から深化したアレンジに変貌していたので、今回もそれを期待していたのだけど、それは肩透かしをくらった思いになってしまった。
そもそも本当に寡作なバンドだと思うんだけど、それにしても、この路線でいいのか?
本当にそれは、君たちのようなクズ(誉め言葉)がやりたかったことなのかい?と思ってしまう。
ここ数年間の軌跡、KANZAKIGAWA以降の全ての音源を保有しているおっさんからすると、それって本当に君たちクズ共(誉め言葉)がやりたかったことなのかい?と思ってしまう。
PK shampooに対して批判的な文章を書いたのは今回が初かもしれない。
でも大好きなんだけどね。
これからも魂がクソにならない限り、文学的で、素晴らしいメロディで、我々のようなクズ共(誉め言葉ではない)に刺さる楽曲を作ってくれることを願います。
愛してるぜ、PK shampoo。
【2025/06/20追記】
はい、数日間聴いてみたところ……、めっちゃくちゃいいアルバムだわこれ…!!
全然批判とかする必要なかった。
ごめんよ、完全にあの日の俺の目(耳)が曇ってた。
掌反して申し訳ないけど、俺はあの日の自分を否定する。
素晴らしいアルバムです。
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