物理法則を超越するのはやめていただきたい。
去年の12月、ボーナスで新しくイヤホンを購入しました。
今まで使用していたSonyのWF-1000Xm4のバッテリーがそろそろ寿命を迎えているっぽかったので。
新しく購入したのは後継機であるWF-1000Xm5。
WF-1000Xm4と比較して、小型化、高音質化しており、イヤーピースもAZLAのSendna Earfit Crystal2に変更し、2か月かけて音を育て、かなりのお気に入り、になっていたのですが、先日、装着する際に手を滑らせて右側のイヤホンを落としてしまいました。
自室で。
そう、自室で。
なくなりました。
紛失しました。
そんな訳ないじゃないですか?
なくなる訳ないじゃないですか?
なくなったんですよ…!!
嘘…だろ……?
まじでないんです。
どこを探してもないんです。
いやいやいやいや、そんな訳がなかろうて。
ただただ自室で足元に落としただけのものがなくなるなんて、そんな訳がなかろうて。
見つからない訳がないんだ!
物理法則を無視しないでくれまじで!!
俺の計算(カリキュレーション)では絶対に容易く見つかるはずなんだ!!
その日は2時間ほど探しましたが見つからず。
なくなったのが水曜日、次の木曜日も探したけれど見つからず。
金曜日は飲みの約束があったので探していませんが、もうこうなったら土曜日に全力で、部屋中のものを全部ひっくり返してでも徹底的に探してやろうと。
市場価格で約3万円と、別に購入しようと思えば購入できる金額ではありますよ?
でも諦めるのはまだ早いんじゃあないか?
諦めるのはやり切ったと思ってからだ…!!
斯くしてWF-1000Xm5の大捜索作戦が開始されたのであった。
僕の部屋は相当に狭い。
多分、普通の人はあんまり見たことがないのではなかろうかというレベルで狭い。
そして僕はそんなに物欲が強い方ではないので、物で溢れ返っている訳でもない。
とは言え、生活に必要なものは置いてあるし、これまでに購入したイヤホンやヘッドホンのケースは捨てられない性質なので、何もない訳ではない。
まず部屋を1/4に区切り、そこを1ブロックとして徹底的に探し始めた。
1ブロック目、一番物陰が多いところから捜索。
何もかもを引っ張り出し、全ての袋状の形状になっているものを確認したが発見できず。
ここまでで既に2時間弱が経過している。
2ブロック目、ここは書籍、CDのエリアだ。
1ブロック目と同様に捜索。
発見できず。
ふと、仕事用机(在宅勤務用)と壁の間が気になった。
僕の仕事用机は脚が4本あるタイプではなく、側面が一枚板になっているタイプで、左右の脚を補強する形で、背面に幅15cmほどの一枚板が、床面から10cmほどの位置に存在していた。
いや、そんな訳はない。
この背面の補強版と壁の間は2cmもない。
2cmと言えば、1円玉の大きさだ。
まさかそんなところに………、あったあああああああああ!!!!
嘘だろ?
あろうことか、机と壁の間にジャストフィットする形で、イヤホンが挟まっていた。
ちょ…、おま…、これ……、どんな奇跡的な確率で跳ねたらこんな2cm未満の隙間に飛び込むんだよ…!?
こんなところで奇跡なんて起こるんじゃあない!!
おお…、GODよ…、俺は貴様を殺すことに関して、誓いを新たにした。
こんな馬鹿みたいなことに奇跡を起こしてんじゃあねえよ、こちとらアンチクライストだぜ馬鹿野郎。
こんなに苦労して探し出したのですが、音を育てている頃から薄々感づいてはいたのだけれども、多分、これ不具合個体です。
バッテリー持ちもカタログスペックに及ぶべくもないし、電車に乗ろうものなら干渉しまくりでまともに音楽も聴けません。
せっかく音を育てたし、せっかく見つかったのだけれど、近いうちにカスタマーセンターに電話して交換してもらうつもりです。
レストインピース。
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