進撃の巨人。
進撃の巨人、遂にアニメで最終回を迎えましたね。
原作は5巻までしか読んでいなかったので、話の進行はアニメ頼りになっていました。
アニメのクオリティがめちゃくちゃ高かったので、それでいいかと思ってfinal seasonを観ていたのですが、え、終わらんやん、final seasonとは一体…、となっていたのですが、やっと結末を観ることができた。
個人的にはエレンは死ぬしかないよなー…、と思っていた(行為の規模が大き過ぎるので)のですが、あの終わり方で正解だったと思います。
ざっくりとしたフェイズとして(勝手に命名しますが)、パラディ島編、マーレ国編、地ならし編と続くと思うのですが、僕としてはマーレ国編以降が圧倒的に面白いです。
世界が一気に広がって、政治的なテーマを扱うようになってからの方が圧倒的に面白い。
マーレ国編に入ってから分かることですけど、これ、パラディ島のモチーフって日本ですよね、絶対。
作者の諌山創はすごく右寄りの思想なんだなと感じます。
僕もスーパー右寄りの人間なので、大東亜戦争以降の日本の扱いに納得していない、アメリカ人って脳みそまで筋肉だよね、ということがインスピレーションの基になっていることに共感を覚えます。
(昔はこの共感という言葉が大嫌いだったなあ…。大人になったものです。)
帝国主義時代の白人なんて差別思想の塊ですからね。
白人が世界で一番頭がよくて、世界を支配するのは白人で、有色人種は人間ではない、といった、白人に都合のいい優性論に基づく行動原理がぶっ殺してやりたいぐらいに嫌いです。
余談ですが、この優性論は大東亜戦争以降の現代社会に於いては、IQの高さは環境に依存するものであって、人種間で差はないとされてきましたが、ここ最近の研究では黄色人種が一番IQが高く、その次に白人、その次に黒人、ということが明らかになってきているそうです。
マーレ国編以降、どこに着地するんだこれ…、と思っていましたが、きれいに着地しましたね。
いや、これは名作だわ。
少年向けの作品の中ではすごく尖った作品だと思いますし、完全に人を選ぶ作風だとは思うのですが、アニメのクオリティの高さも含めて僕は歴史的な名作だと思います。
なんかもうガリアードの顎の巨人が格好よく思えてきている時点で、ちょっと感覚が狂ってきている気もしますが。苦笑
最後まで観てよかったなと思える作品でした。
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